世の中にはピックアップしきれない程のミュージシャンが存在し、楽曲を発表し続けています。ですが、一般の人の耳に届くものはごくごく僅かです。メディアへの露出、話題性、等認知されるには様々な要素や運が必要になります。
さらに個人の価値観、世界観も決して広いものではなく、ジャズやクラシック、ブルースといった音楽を誰もが好んで聞くなんてことはあり得ません。
陽に当たることもなく、消えてしまったミュージシャンは数多くいますが、残された楽曲たちの中には、誰かの心に刻まれている一曲が必ずあるはずです。また、時代の流れと共に薄れてゆく名曲たちも数知れず・・・。
このコーナーでは、歴史に埋もれてしまうには勿体ない無名な曲から、有名ミュージシャンのおすすめ曲まで、楽曲単位で紹介していきたいと思います。
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♪「Back Where It All Begins」
Album – 「Where It All Begins」(1994)
今回はオールマン・ブラザーズ・バンドからこの曲をピックアップ。こちらのアルバムの3曲目にクレジットされています。そしてこの曲、なんと9分12秒もあるんです。ですがこのバンド、10分を超える楽曲もザラにありますんで(笑)。
ザックリ言いますと、1:30辺り~6:20くらいまで歌がありません。その間何してるのさ?と思われるかもしれませんが、そこが本楽曲の最大の聞き所となっております。
楽曲との出会い
オールマン・ブラザーズ・バンドのCDは元々持っていたんです。ベスト盤ですね。ただ、昔買ってから程なく聴かなくなっていきました。数年後、ギターをよく弾くようになってから、ギターの音色というものに猛烈な興味が。
レスポールが大好きなので、歪みすぎていないナチュラルなレスポールサウンドを聴きたいと、色々調べた所、当バンドのギタリスト、ウォーレン・ヘインズ(Warren Haynes)に行き当たります。
「CDもってんじゃん!」と聴き返したら、素晴らしいサウンドで溢れていました。
コアなファンの方には怒られるかもしれませんが、現在もウォーレン在籍時のCDしか所有しておりません_(._.)_
ハイライトは楽器演奏
「Back Where It All Begins」のハイライトは、上述した通り歌の無い部分、いわゆる間奏です。約5分間にも及ぶギターサウンド、バンドアンサンブルを堪能できます。特にギター弾きの皆様にヒットするであろう楽曲だと思います。
強烈なテクニカルプレイはありません。あるのは強弱ある心地よいリズム、ナチュラルなギターサウンドとメロディ。そして個人的に聴きたかったウォーレン・ヘインズの音。レスポール使いの方には是非とも聴いてみてもらいたいサウンドです。
もちろん歌メロも悪くないですよ~。
終わりに
今回はサザンロック界の片翼、オールマン・ブラザーズ・バンドの「Back Where It All Begins」をご紹介させて頂きました。私は、昔からインストものも大好きなので、こういった楽曲も抵抗なく楽しめますが、楽器のことにあまり興味が無い方には少し敷居が高いかも知れませんね。
それでも、新しい扉を叩いてみる感覚で、気軽に聴いてみてもらえれば嬉しいですね。動画もいくつかあった気がします。
もしかしたら、この曲、あなたの運命の出会いになるかもしれませんよ。