音量実験シリーズ第二弾!今回は実機編となります。第1回目はソフトウェアアンプシミュレーターで色々試してみましたが、無知なる私、非常に学ぶものが多かったです。
この音量実験、端的に言えばオーディオインターフェースのインプットゲインのテスト。ゲイン量によりサウンドがどのように変化するかを確認していこう!という企画になります。
実機の場合、音量の作用する位置がソフトウェアとは異なるので、どうなるのか凄く楽しみですね。ぶっちゃけ現時点では“ただのアウトプット”になるんじゃないかなぁ?なんて思ってます。
Contents
はじめに
- 専門的な事はここではなし
- 己の耳が全てでしょ!
- 使用機材により結果は変わります
難しい事は置いといて、まぁ音源聞いたら分かるでしょ?って話です(テキトー^^)。でも実際自分の体験談に勝る学びはありません。理屈は後でもイイと本気で思ってる。
またこれも当たり前の事ですけど、使用する機材や組み合わせにより結果は様々変わる可能性が高いです。今回の実験もただ鵜呑みにはしないで下さいね。
使用機材
では今回の主役であるリアル機材をご紹介。まぁそんな劇的に使用機材増えるわけないので、いつも同じですけどね。ご容赦を。
実機
- Synergy Ecstasy Module
- Blackstar Amped1
- Motu M2
- Focusrite Scarlett Solo G1
- TC Electronic Ditto Looper
ギター機材小型化計画を発動し辿り着いたマイアンプセット。真空管搭載プリアンプのSynergyで音を構築、BlackstarのソリッドステートアンプであるAmped1をパワーアンプとして組み合わせ使用してます。
前回の実験同様、ルーパー及びオーディオインターフェースを2台使用。SynergyのモジュールにはBogner Ecstasyをチョイスしてみました。
ソフトウェア
- Studio One
- MeldaProduction MCabinet
- Nugen Audio ISL
- Goodhertz Loudness
使用したソフトウェアも前回と一緒ですね。なんだかんだと扱いなれてるStudio One。キャビネットにはMCabinetを使用し、設定などは全て前回と同じ。
今回も音量を揃えるのにGoodhertz Loudnessを使わせて頂きました。今後も活躍間違いなしなお気に入りプラグイン。今のところ2024年ベストプラグインかも。
セッティング
Synergy Ecstasy Module
Ecstasyモジュールのゲイン、EQ、ボリュームは上記設定で固定。個人的には中々手強いモジュールで、正直上手く扱いきれていない。特にレッドチャンネル。
ブルーチャンネルのシャリンシャリンするクランチサウンドは最高に好き。そもそも欲しいハイゲインサウンドが出ないのかもしれない。名前とイメージで勢い買いしたからなぁ。
Blackstar Amped1
これはホント買って良かった。単体アンプとしては一切使ってませんが、キャビにもPCにも接続できる優れもの。機能的にプリアンプとの相性は抜群だと思います。
リアル真空管アンプのダイナミクスやレスポンスには流石に及びませんが、それを補って余りある多くのメリットが個人的にはあると感じています。
音量表記について
こちらも前回同様音源タイトル部にゲイン量を記載してます。記載方法も時計式。12時方向なら“12”、という感じです。下のM2画像だとゲインは10時方向なので“10”となります。
んな感じです、よろしくお願いします。
Synergy 音源
MOTU M2
感想①
Synergy及びAmped1の各種音量ノブはオール12時で固定。この設定だと、M2のインプットゲインは最大でも11時が限界でした。なので減衰は細かめになってます。
ただしこの結果…笑うしかない(笑)。
え、なにコレ、もしかして最初の予想通りなのかい?全部“同じ”にしか聞こえない。M2のマイクプリアンプのこう、なんかグワっとする~、みたいなそんな事にはならないのでしょうか?
Focusrite Scarlett Solo G1
感想②
今回ScarlettはLINE入力のみで録音。アンプからのライン出しをライン受けしない道理はありません。機器的に入力が許容出来たとして音的なメリットもないですしね。
でコチラも、全部一緒だぁー!…おもろ。
Blackstar Polar 2 ※おまけ
最後はおまけです。ハイ金ないのに衝動買い〜(笑)。Blackstarから発売された最新のオーディオインターフェース。St.Jamesプラグインの付属が私的購入の決め手。
何でもギタリスト向けに設計されたものだとか。本記事執筆途中我が家に到着したので、まだ弄り倒してはいません。今回はインターフェースによる違いがあるかのみ確認してみましょう。
上の音源は素直にライン録り。下の音源はちょっとだけ楽器入力にしてエンハンススイッチをオンにして録音してみました。入力方法により色々制約というか機能が限定される仕様みたいです。
感想おまけ
リアルアンプのフィールを再現するというエンハンススイッチが売りのようですが、実機の場合はほぼ恩恵有りませんね。XLRで挿すとプリアンプが動作するみたいなので、それは今後試してみましょう。
一方、少ししか弾いてませんが、アンプシミュレーターの場合はエンハンススイッチの効果は確実にあると感じました。いや素直に“最高”(笑)。私が現在遂行中のPCアンプサウンドの良音化計画は間違いなく次のステップに突入したと言えるでしょう。
…何の話や。でもホント良い感じだ。
終わりに
結論!
リアル機材の場合、オーディオインターフェースの入力ゲインはただの音量。実機の後段に配置されるので、役割的にはリアル機材のアウトプットボリューム。
という感じでしょうか。予想した通りでございます。
極めてつまらない答えになりまして、何だか申し訳なく思っちゃいます。ゲイン量をどの位置にセットしても音質がほぼ同じ、というのは正直驚きました。MOTUとFocusriteの製品ですからね。流石です。
RMEとかハイエンド製品はもっと劇的に高音質になるんでしょうか。マイク録音だと差が出やすいハズなんですが、ギターのライン録音とかだとそこまでって気もしてます。
あと、おまけのPolar2ですが、Amped1の子供みたいで既に愛らしいです(笑)。アンプシミュレーターで普段弾きするなら手持ちのインターフェースの中では1番良いです。
音量実験記事はあと1回行う予定です。SynergyとAmped1の各種ボリュームによる音色変化のテストをします。これは各機材をより深掘りする完全私的実験となります(笑)。
暇でしたらまた次回もお越しくださいませ~。