最近の小型チューブアンプヘッド事情

12インチスピーカーキャビネットの上にちょうど収まるサイズのミニタイプの真空管アンプヘッドが大好きな私は最近非常に寂しい気持ちで一杯です。

だって新製品があまり出ないんだもん。現在世界を取り巻く複数のネガティブな事情による影響があるにせよ、各社頑張って新たな魅力ある製品を生み出してもらいたいですね。

窮屈な毎日が続き、そろそろ私の物欲の抑えが効かなくなってきていて(笑)、ちょっと何か本格的な買い物をしちゃいそうな未来が見えているのです。

で興味があるのがやっぱりアンプ。

小型の真空管アンプヘッドでいいのがあれば欲しいなぁ、なんて久々に思い始めているので今回リサーチしてみることにしました。

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小型真空管アンプヘッド

Peavey invective mh


PEAVEY《ピーヴィー》 invective MH 【あす楽対応】
特徴
  • 出力 : 20/5/1W
  • プリ管 : JJ ECC83S x 3
  • パワー管 : JJ EL84 x 2
  • サイズ : W35.6 x H18.5 x D19.7 cm

ペリフェリーのミーシャ・マンソーと共同開発されたアンプinvective.120の20Wモデル。クリーンとリードの2チャンネル仕様。

ペダルフレンドリーを謳うクリーンチャンネルは非常にナチュラル。リードチャンネルはPeaveyらしいブラウンサウンドをベースにキメの細かいモダンな歪みを生み出せます。

出力切り替えも可能であらゆる場面で使える万能な20Wアンプヘッドですね。人によって欠点になり得るのは、リバーブが非搭載な事かな。

▼逸品館
https://ij-works.jp/peavey/guitar_amp/invective_series/invective-mh.html

Laney CUB-SUPERTOP

 Laney ( レイニー ) / CUB-SUPERTOP ギターアンプヘッド

Laney ( レイニー ) / CUB-SUPERTOP ギターアンプヘッド

特徴
  • 出力 : 15/1W
  • プリ管 : 12AX7 x 3
  • パワー管 : EL84 x 2
  • サイズ : W430 x D176 x H210 mm

初心者はコレ買っとけナンバーワンなアンプ。安いのが正義なのは当然として、基本的な機能をしっかりと搭載している点は素晴らしいです。

音作りの基本である3バンドEQを装備、1W出力が可能な上にリバーブも付いとります。背面にはエフェクトループもあります。

クリーンから歪みまでをゲインとボリュームでコントロールするシンプルな1チャンネル仕様ですが、こういうアンプはペダルが活きるんですよねぇ。楽しそう!

▼Laney
https://www.laney.co.uk/amps/guitar/cub-super/cub-supertop

EVH 5150Ⅲ LBX-S

 EVH ( イーブイエイチ ) / 5150III 15W LBX-S Head

EVH ( イーブイエイチ ) / 5150III 15W LBX-S Head

特徴
  • 出力 : 15/3.5W
  • プリ管 : JJ ECC83S x 4
  • パワー管 : JJ EL84 x 2
  • サイズ : W31.2 x H17.8 x D15.3 cm

EVHの人気ミニチューブヘッドLBX1、LBX2の後継機。エディも他界し、時代が移り行こうともこのサウンドは永久に継承されていく事でしょう。

Green(クリーン)とRed(ハイゲイン)の2チャンネル仕様。3バンドEQの他、超高域はプレゼンス、超低域をレゾナンスにて調整可能。

ゲインとボリュームをデュアル仕様にすることで幅30cmあまりの超小型ボディを実現。旧モデルと同じく何気に出力を1/4に落とせます。これ欲しいなぁ。

▼EVH
https://www.evhgear.com/gear/amplifiers/head/5150iii-15w-lbx-s-head/2256020000

ENGL Ironball Special Edition

特徴
  • 出力 : 20/5/1/0W
  • プリ管 : Engl ECC83 x 4 / 12AX7 x 1
  • パワー管 : Engl EL84 x 2
  • サイズ : W34 x H14 x D22 cm

ENGL Ironballのパワーアップバージョン。自宅弾きにとっても非常に魅力的な機能が満載。アナログとデジタルを見事に融合した機種だと思います。

クリーン、リードの2チャンネル。リバーブ、ディレイに加えノイズゲートを搭載。出力は4段階の切り替えができ、オフにすればサイレントレコーディングも可能。

USB経由でキャビネットIRのデータを本体に移したり、MIDIプログラムにも対応。このサイズにこれだけの機能を詰め込めるENGL恐るべし。ただ入手困難(笑)。

▼ENGL
https://www.engl-amps.com/ironball-e606se

SHINOS & L ROCKET HEAD


SHINOS&L/ROCKET HEAD Black 6L6GC【お取り寄せ商品】
特徴
  • 出力 : 30/3/0.3/0W
  • プリ管 : 3 x ECC83
  • パワー管 : 2 x EL34 or 6L6GC
  • サイズ : W370 x D235 x H225 mm

ShinosとLee Custom Amplifieとのタッグで生まれた国産アンプ。価格的に正直“高い”と感じちゃいそうですが、それはビルダーのこだわりの結果。

アルミ製シャーシや特注トランスの採用により軽量化が図られ、パワー管はEL34と6L6両対応仕様。出力も切替可能でエフェクトはリバーブとトレモロを搭載しています。

ペダルとの相性も良さげで、音は全体域満遍なく前に出る印象です。メチャクチャ欲しいですけど今は手がでませぬ(悲)。そして実は40W出るらしい。

▼SHINOS
https://shop.shinosamp.com/product/rocket-head

終わりに

いわゆるランチボックスタイプのアンプヘッド、探してみましたが新製品ほぼなし!
やっぱコロナの影響出てんなマジで。

ちょっと寂しいよねぇ。この手の常連だったHughes & Kettnerとか音沙汰なし状態。なんかちっこいのは他社のも含め出てましたけど(笑)。

でも個人的に欲しいのはあったよもちろん。

一番魅力的なのは、やっぱRocketですよねぇ。素の音は当然ながら、歪みエフェクターとか使ってメチャ遊べそう。私的にはSynergyかましたらどうなるのかも凄く気になる。

はぁ~~。お金貯めようっと。