ってことで今回はSynergy聴き比べ。
前回、Amped1との組み合わせをチェックしてみましたが、同じ様な感じでSynergyモジュールの音比較をしていきたいと思います。
あまり需要が無いので「誰得やねん!」って思わなくもないですが、俺得なんで(笑)。どういうサウンドを今持っているのかという確認になりますしね。
ちなみにハイゲイン編、てことでヨロシク。
※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。
Contents
使用機材
あらかじめフレーズ録音済みのDitto LooperをSynergyに繋ぎ、Synergyから直接オーディオインターフェイスに接続しています。
モジュールを順次切り替えDAWに録音。キャビネットシミュレーターはTwo notesのWOSを使用。キャビタイプはBog 412 ViceroyでマイクモデルはSM57。
ギター
今回はフジゲンテレモデルを使用しました。色々弄くり倒していますが、取り敢えずピックアップをラングレンのBJFEに変えている事はお伝えしときます。
高級感とかないですけど、個人的にネックのフィールが最高でお気に入り。今回のデモにそぐわないかも?ですがハイゲインでどんな感じか注目。
ルーパー
TC ElectronicのDitto Looper。比較モノで活躍するこのルーパーを今回も使用。他にも多機能なモデルが色々出ているのでちょっと欲しくなってきてます。
何かと便利なので1台持っておいても損はない。
サウンド比較
比較するSynergyモジュールは4つ。全てレッドチャンネルを使用。それぞれハイゲインとローゲインという形で2つのデモを用意しております。
ローゲインは「ゲインノブを下げてボリュームノブを持ち上げる」感じにしています。なので歪み感はあんま変わらないかも…です。ご了承を。
音源はmp3(441.1kHz/320kbps)で、リズム隊を加えたものになります。さる愛すべきバンドのとある楽曲のイントロを拝借しています。キャビシミュの設定など全て固定です。
いつも適当演奏、許してね♪
Bogner Ecstasy
ハイゲイン
ゲイン2時、ボリューム10時のハの字設定。これ以上は破綻してしまうという歪みの限界がこの辺だと判断。その他の設定に関しては個人的な好みの音になるよう寄せてます。
いつもはPRE-EQをB1で弾くのが好きなんですが、録音サウンド聞いたらもっとゲインアップいけそうだったので今回はB2に設定。より強い歪みが得らるので。
コレを基準とするのが良いでしょう。
ローゲイン
次はゲインを小下げ。ゲイン12時、ボリューム2時弱という設定。正直言っちゃうと、違いは非常に分かり辛い(笑)。ボリュームを上げる事により太さはキープ。
これプリアンプなんですが、ボリュームがアンプのマスターみたいな挙動をする印象。上げるとメチャクチャ飽和感が出てくる。よく聞くとちゃんとゲインは下がってます。
ちなみに右下のボリュームは出力ボリュームです。
Bogner Uberschall
ハイゲイン
こちらハイゲインが得意なモジュール。ギターキャビからだと結構クセの強めなサウンドに感じるんですが、録音したものを聴くとなんかバランス良いなぁ。
フジゲンテレでも歪みのノリが良く、もう少しボリュームを持ち上げるともっとバランスが良くなりそう。ただし他よりも当然ながらノイズが目立ちます。
ローゲイン
ゲイン11時、ボリューム1時の逆ハの字設定。ハイゲインの真逆。これはハイゲイン時よりもさらにサウンドバランスが整っていて凄く良き。
UberschallはEcstasyよりも線が細い出音傾向ですが、ボリュームを上げる事でどっしりと重心のあるサウンドになってます。ローをもう少し絞ればさらにバランスが良くなりそう。
Friedman BE-BB
ハイゲイン
FriedmanのBE100をエミュレートしたレッドチャンネルですが意外と歪まない。他のモジュールとバランスを取ろうとした結果、ゲインはマックスに。
ただこれは実に実用的。ゲインマックスまで“使えるサウンド”っていうのは案外無いものです。ある程度を超えたら音像崩壊していくものの方が割と多いかも。
歪みの粒がクリアなのは流石のFriedman。今、客観的に聴いてみると、一番テレらしいハイゲインサウンドではないでしょうか。良い!
ローゲイン
ゲイン、ボリューム共に2時アラウンド。テレのシングルコイルだとボリュームをこれ以上にぐっと上げないとビューティフルクランチになります(笑)。
よって歪み感が弱いのに飽和した柔らかい出音となり、少々バランスが悪い気がします。EQでハイを上げてローを絞るのが良かったかも。また試してみます。
Fryette Deliverance
ハイゲイン
続いてFryette Deliveranceモジュール。多彩なサウンドを生み出せる一方、音作りが難しい。御覧の通りスイッチやらノブやらがいっぱいあります。
BrightスイッチやMoreスイッチなど、取り敢えず全部オンにしております。二つのゲイン調整は丁度いい所で落ち着けたつもりですが、どうでしょう。
確実にもっと良いサウンドになるであろうモジュールですな。
ローゲイン
真にローゲインになりました(笑)。Moreスイッチをオフにするとシングルコイルだと歪まない。かと言ってゲインマックスだと気持ち的にアレなんで両方9時に固定。
BE-BBのローゲインをさらにゲインダウンしたような感じ、ですね。基本的には癖のないクリアなサウンドを出力できるモジュールなのでお気に入りでござる。
※おまけ BIAS AMP2
最後におまけを。ソフトウェアのBIAS AMP2のサウンドです。アンプはToneCloudから頂戴した公式産Uberschall。キャビネットは4×12のGreenbackでマイクはSM57。
Synergy Uberschallのローゲインの方に設定を寄せてみました。サウンドの特徴がしっかり出てるのは流石です。ただ超えられぬ壁は感じられますね。
リアルなダイナミクスを表現するのは難しいみたい。ただ均一性がある方が良い場合も多々ありますし、ケースバイケースで使い分けできると考えれば良いでしょう。
総括
いかがでしたでしょうか?個人的には楽しかったです。こういうの時間に余裕があればいっぱいやりたいんですけどねぇ、下手だけど(笑)。
今回はフジゲンテレに負担をかけちゃいました。ゲイン高ぇよ!って声が聞こえてきそう…。予想ではもっとジャキジャキするかと思っていたんですが、バリバリでしたね。
あと、どれも結構近いサウンドになってたかと思うのですが、これは完全に私の無意識下での好みの統一化が原因でしょう。モジュール全部同じ音じゃあ決してありませんよ。
録り込んだこの太いサウンドをどう料理するかはミックス次第。実際ローカットするだけで大分変りますから。EQってちょっと反則ですよね~。
それではまた機会があれば似たようなことしようかと思ってます。お暇があればどうぞのぞきにいらして下さいませ。それでは!