前々から欲しかったスーパーコンパクトアンプをゲットしました!数ある製品の中から私が選んだのはBossのKatana Mini。
真空管アンプも持っているので音質は二の次。最大の購入目的は「サクッと練習」「夜でも音出し」の二点。Bossにしたのはやっぱ安心のブランド力からでしょうか(笑)。
個人的には利点が多く買って大正解でしたが、万人にオススメ出来るかと言えばそうでもない部分ももちろんあります。今回も正直に思ったことを晒してやりまする。
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BOSS KATANA-MINI
- 出力 : 7W
- チャンネル : 3ch (Brown, Crunch, Clean)
- スピーカー : 10cm (4インチ)
- コントロール : GAIN, VOLUME, TYPE SW, EQ (Bass, Middle, Treble), DELAY (Time, Level)
- 端子 : INPUT, AUX IN, PHONES/REC OUT
- サイズ : W230 × D116 × H181 mm / 1.2kg
クリーン、クランチ、ディストーションのサウンドバリエーションを有し、3バンドEQにディレイも搭載。このサイズに必要十分な機能を詰め込んでおります。
プラスティックボディで重さ1.2kgという驚異の軽さ。価格なりのチープさは確かにありますが、それが逆に多少雑に扱ってもイイんでない?という謎の安心感を与えてくれます(笑)。
ACアダプターは別売り。電池は単三6本必要です。電池の駆動時間はアルカリ電池が約7時間、充電式ニッケル水素電池(2500mAh)だと約9時間。
▼BOSS
https://www.boss.info/jp/products/katana-mini/features/
購入理由
以前、電池駆動ミニアンプ特集という記事を書いて多くの良さげなアンプを見つける事が出来たのですが、総合力という面でBossが抜きんでていると判断しました。
購入目的は明確で、
- 練習用
- 小型電池駆動
- サクッとプレイ
- 夜でも音出し可能
- クリーン&しっかり歪む
- アンプで操作完結
- 面倒臭いのは嫌!
とまぁこんな感じ。スマホを活用して音作りとかマジ不要。このサイズのアンプに過度な音質を求めても絶対的な限界がありますからね。
我が願望を満たす相棒は自然とKatana-Miniに決まった訳です。音量コントロールや電池駆動時間が心配ではありましたが、実際使用してみるとそれも杞憂だと分かりました。
購入目的に見事合致した良いお買い物が出来ました!
サウンド
音はこの動画が良い感じ。動画ではマイク(SM57)で収音しているようですが、私が普段弾いて聴いているサウンドに近いモノ。2:10辺りから本格的に弾いてくれてます。
基本ウォームでマイルドな音質。ディストーションチャンネルが“Brown”と表記されているので大体想像つきますね。モダンな音ではないと思いますが、耳馴染みのある心地よい出音です。
正直な使用感
出音
あったかい音(笑)。素直にブラウンサウンドと言って差し支えないでしょう。私もそれ系の機材をいくつか使用した経験がありますが、Katana-Miniからも間違いなく同系統のフレイバーを感じます。
クリーンはナチュラルで運指練習に最適、クランチは極軽い歪みからオーバードライブまでをカバー。ブラウンチャンネルはガッツリ歪み、ディレイを絡めると超気持ち良いです。
音量
出力は7W。真空管を使っていないとはいえかなりの爆音を出せます。環境にもよるでしょうが賃貸マンションなんかだとVolume10時くらいで隣人が殴り込んで来ることでしょう(笑)。
ただ安心して下さい!テレビ並みの音量を出すことも可能なので夜練は全然大丈夫。私の目的もソコにあったので夜の音出しには専らコイツを使っています。リアにはヘッドホンアウトもあるのでサイレントプレイもOK。
電池駆動
夜、思い立った時にチョコチョコっと使用する感じで約3ヵ月程経ちますが、未だ電池交換しておりません(エネループ使用)。ライトな使用だと予想以上に電池は持ちますね。
シールド1本ぶっさして即プレイ可能なのが本当イイ。いつでも手が届く床に転がしています(笑)。取っ手があるのが何気に便利で片手でポンでどこにでも置けます。
欠点
ズバリ「音」です。出音が超気持ちイイとか言っときながら何なの?と思われるかもしれませんが、どんなに頑張っても10cmスピーカーから出るサウンドなんです。
12インチのスピーカーから出る音や、更にそれの2発、4発の出音とは全く違い、それらと比べてしまうとどうしてもチープな音と言わざるを得ませんし、ただ漠然と良い音を求めて買ってしまうと後悔する可能性の方が高いと思います。
特に初心者の方が最初の一台として購入するのはあまりオススメ出来ません。家用の据え置き型で出音バランスが良いのはYamahaのTHRシリーズでしょう。今や初心者アンプの定番ですね。後継機が出た今、旧型の中古がお安くなっているので狙い目だと思います。
もう一つ、音量も関係していると思いますがどんなギターでも同じ出音。有難い事にテレキャスでもガッツリ歪んでくれます(笑)。基本デメリットでしょうが、個人的にはメリット。
まとめ
Katana-Miniは「ザ・練習用アンプ」。このサイズで生み出される音としての良し悪し、を理解した上で自身の目的に合えば間違いなく“買い”である、とは最後に言っておきます。
極小音量でこれだけザクザク刻める歪み感を得られるのは個人的にサイコー。最近はYouTubeを観ながらペケペケ遊ぶのが日課となっております。エレキギターはやっぱ音を出してなんぼですよね~。
最近はアンプの後継機が続々登場していて興味が付きません。BossはKATANAシリーズのMK2、YamahaはTHR2と両者ほぼ同時期に発売。ケンパーがフロアタイプを出せばケトナーもBlack Spiritのフロアタイプを発表。
特に手を出す予定はありませんが、業界が盛り上がるのは良い事ですな。