Blackstarのペダル型ギターアンプAmped1。
今回はAmped1の個人的使用感を綴らせて頂く回となります。私的には総じて満足度の高いアイテムですが、バッドポイントもあります。
思ったことをそのまま晒しますのでBlackstar信者の方は見ないで下さい(笑)。
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Blackstar Amped 1
- ソリッドステートアンプ
- VOICE(プリアンプ)3種類
- RESPONCE(パワー管)6種類
- 出力3段階(1W/20W/100W)
横幅約20cmという超小型サイズながらマックス100W出力。サイドのDIアウトからは3種類のキャビシミュを切替え出力可能。また、USB接続ができ、オーディオインターフェイスが無くてもDAWとの連携が取れます。
私の使用法
最初にマイセットアップをば。
絶対条件が「小型」というSynergyのお供をずっと探していたんですよ。これまでは20Wの真空管アンプヘッドのリターンに接続しプレイ。音的な不満は無かったのですが、とにかく機材のコンパクト化を図りたかったんです。
正直な使用感
それではここから本題。個人的な感想を好き勝手に述べていきたいと思います。ちなみに私は家プレイヤー。キャビから音出しして楽しむのはもちろん、DTM使用が主目的。
良い点
- 小さい
- サウンドバリエーション
- レコーディング機能
まず小さいのは正義。搭載機能を鑑みても素晴らしいサイズ感です。
そして音作り。私はプリアンプ側でサウンド構築しパワー部をAmped1に担当してもらう、という形で使用していますが、Amped1のVOICEとRESPONCEが思いの外優秀。実に多彩な出音を生み出せ、どれも良クオリティです。
レコーディング機能もグッド。巷ではToneXなんかが話題ですが、私はアナログ機材が大好きなんですよぉ。Architectソフトを介しDAWに録音するのですが、Architect内でDI設定もできるので手持ちのキャビネットIRが使えます。
シンプルで音作りの幅があり場面を選ばず使用できる、それがAmped1の魅力。
悪い点
- 単体能力
- インサーションケーブル
- PCとの接続設定
まず単体使用時に気になる点が「歪み」です。UK設定ゲインマックスでもオーバードライブの範疇。ヴィンテージライクな歪み感に調整されています。ハイゲイン化を図るにはエフェクター等の外部機材が必須です。逆にクリーンは良好。
背面エフェクトループの接続はインサーションケーブル(Y字ケーブル)を使う仕様です。機能的に全然問題ないのですが、プリアンプ使いにとって直接接続よりも奥行きが必要になるので気持ち的になんか嫌。それだけ。
最後に、USB接続にてDAWと連携させるのが面倒くさい事この上なかった。文章にするのも面倒くさいけど(笑)順番に行きますね。
まずASIO4ALLを導入しサンプルレート48kHzに設定、PC側のサウンドデバイスの規定を使用中のオーディオインターフェイスからPC標準オーディオに切替え、DAWソフトのオーディオデバイスをASIO4ALLにし、レコーディングトラックのIN/OUT設定を調節する、ことで録音が出来るようになりました。
とまぁこんな感じ。
コレがマニュアルにも“これ見ろ動画”にも明確なものがどこにも無く、仕方ないからKORGさんに問い合わせしましたよ。さらに言えばASIO4ALLのオフライン設定が最新版(2.15)では見つけられず2.14をインストールするという回り道もしました。
悪いけど、クソ面倒くせぇ(笑)。録音の度に設定弄んのも憂鬱です。
終わりに
個人的には久々狙い通りの満足いく機材となりました。
音の面から見ても真空管アンプと比べてそこまで不満に感じる点は無く、むしろ操作性など総合的にはAmped1の方が扱いやすく好感触です。
Amped1自体のサウンドは非常にクリーンでナチュラルなのが特徴。所謂ペダルフレンドリーなアンプなので歪みエフェクターやプリアンプはハマると思います。
私みたくパワーアンプ的に使うのは中々おススメです。円安じゃなかったらもっと安かった訳で、それを考えるとコスパ高い。Blackstar好きになっちゃった。
でも唯一の欠点とも言えるPC連携設定の複雑さはマジで嫌い。真顔でUSB入力搭載オーディオインターフェイス探しましたから(笑)。