家弾きの限界!?音量と音質の関係に悩む

ギター関係の機材が揃いつつあり、それなりに良い音になって来たように感じるマイホームサウンド。それでも“何か足りない”という思いは膨らむばかり。

自分が思い描くエレキギターらしいサウンドに近い音は鳴っていますが、バンドマン時代に体感したものとは似て非なるもの。ムムム…

一体何なんだぁ~!!

という事で色々調べてみたところ、行き着く先はやはり音量。正直分かっていた事なんですが(笑)今回改めて痛感。自宅弾きには越えられない壁かも知れません(悲)。

妥協、この二文字が脳裏にチラつく…

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機材環境

私はチューブアンプ好きの自宅弾き。自宅最高を目指す奇特な人間(笑)。レコーディングではなく、普段弾きで最高に気持ち良くなりたいのだ!…という前提ですm(__)m

セットアップ

その①

  1. Bogner Atma 18
  2. Vinetone Power Attenuator
  3. Cabinet (Vintage 30)

基本セットアップの一つ。メインギターはレスポールで前段に歪み系エフェクターを使用。がっつり歪ませて楽しんでいます。Vinetoneのアッテネーターを使えば、Vintageモードでボリュームは9時辺りが限界値、Modernモードだと10~11時くらいが精一杯。

その②

  1. Victory Amps Sheriff 22
  2. Cabinet (Vintage 30)

マスターボリュームがあり、微調整が可能なのでアッテネーターははさまず。クリーンと軽いクランチはAtmaに勝り超気持ちイイ。小音量だと低域が強めに感じられ、マスターを上げていくと高域が出てくる。逆に小音量だと高域が削られているとも言えますね。

考察してみる

Atmaは元々図太いサウンドが特徴で「芳醇」という表現がピッタリ。むっちりとした粘っこい質感が好きなのですが、小音量だとソレが控えめかな。Vinetoneは低域はそのままに高域を補正してくれている印象で、音量が低すぎると高域の強調が目立つ感じはします。

現状サウンドバランス自体は決して悪くなく、足りないと感じるのは「太さ」でしょう。もはや無いものねだりなのかも知れません(-_-;)。

Sheriffは小音量でも太いサウンドで、プリゲインに当たるVolumeを上げていくと歪みと共に低音も膨らんでいきます。マスターで高域が出てくるので、やはり両者のバランスが大切なんでしょうね。ただペダルを上手く使えば低域を抑えつつ高域や歪みを加える事が可能。

元が太くペダルとの絡みで美味しい音も出せるので、クリーン、クランチ用途であれば小音量でも不満はなし。ただペダル単体で歪ませると音量の影響か音がかなりこもる。

参考動画

今回物凄く参考になる動画を見つける事が出来ました!

同じ悩みや疑問を持っている方に是非シェアしたいと思った非常に有難い動画です。全部海外プレイヤーの方のものですが、本当に素晴らしい。Thanks!!

小音量の音とは

Friedman PT-20

弦をアタックした時の生の音が聞こえる程の音量。この出音の質感はまさに私が普段弾いているサウンド。音色はもちろん違いますが、ほぼこんな感じです。

これでもいい感じに思えるのは流石のFriedman。このアンプ、実は凄く欲しかったりします(笑)。ここで妥協しても良いのでは?とも思えますが、更なる高みを目指したいのです。

音量で変わる“音”

マジで参考になる動画を二つ。今回知りたかった事ズバリな内容。アンプ側のボリュームだけを操作、そのサウンド変化を確認する事ができます。

Peavey 6505+

まずプレイヤーさんのポーカーフェイスがツボ(笑)。Peaveyだからかハイゲインだからかは分かりませんが、小音量でのバランスは中々のものですよね。

ただやはり音量を上げるにつれ迫力が増していくのが分かります。音圧アップってやつですかね。聴感上は低域にガッツが出てくる印象。6-7辺りの音が個人的には好き。

ボリュームによってやはり音色は変化し、美味しいポイントがあるのだと分かりました。小音量でこの「太さ」を手に入れる事はやはり不可能なのでしょうか…。

Marshall DSL50

JCM2000 Dual Super Lead 50Wを使用した動画。こちらの方がより明確に差が分かります。そしてこれまたプレイヤーさんの表情が(笑)。実際メチャクチャ爆音なんだろうな。

面白いのはマスター2時で急に音色が太っとくなる事。これは明らかに小音量とは違いますね~。個人的には3-4時辺りのサウンドが好みかな。アンプによりパワー管が作用するポイントが変わるという事でいいのかな?

線の細い、太いというのはやはりボリュームによる所が大きいですね。ボリュームをしっかり上げてやらないとそのアンプが持つ本来の音色は得られない、という当然の回答をゲット(涙)。

まとめ

音量を上げないと得られないものがある、というのは間違いない。特に真空管アンプの場合、パワー管を働かせる事で得られる“サチュレーション”が美味しいというのはよく聞きます。

ただ何でもかんでもマックスにすれば良いという単純な話ではないという事が分かりました。アンプそれぞれに美味しいポイントが有り、好きなポイントも人それぞれ。その質感を保ったまま音量調整するのは現状無理難題なのかも知れませんね~。

パッと思い浮かんだのですが、Fryette Power Station、Boss Tube Amp Expander辺りはもしかしたら私の期待に添える製品かも…。お値段まぁまぁしますけど(笑)。

でもレコーディング機能を視野に入れるなら、十分アリな気がしてきたゾ。フフ…まだ妥協するには早かったようだ^^b

新たな欲望が生まれた所で今回はお開き!でわでわ~