新美俊宏さん、有難うございました。

先日、悲しいニュースを目にしました。

訃報です。

BOW WOWなどで活躍したドラマー、新美俊宏さんが2023年5月27日にお亡くなりになりました。享年66歳。病院にかかった時には既にステージ4の癌だったそうです。

私の音楽観の土台部分に鎮座するVOW WOWのサウンド。今なお聴き続けているバンドで本当に大好きで私にとってとてつもなく重要な存在です。

若かりしバンドマン時代何曲もカバーしましたが、どのパートも難しかった。ラウドネスの様にテクニカル全開という訳ではありませんが、一体感のある音には中々できなかった。その分やりがいもあり、個人的にはメチャクチャ楽しかったです。

ボーカリストだった私は当然人見元基さんの怪物さ加減に虜だったので、スミマセンがやっぱり“B”より“V”が好き。Blu-spec CDも頑張って揃えましたよ。

山本恭司(ギター)
斎藤光浩(ベース)
新美俊宏(ドラム)
人見元基(ボーカル)
厚見玲衣(キーボード)

このメンバーやっぱ凄くないですか?後にニール・マーレイも加わったり、どう考えてもスーパーバンド。アースシェイカーと同じ様に楽曲が洗練され始めてからの解散は勿体なさ過ぎます。永遠に聴きたかった。

後何気に新生BOW WOWも好きで、新美さんのドラミングに関しては、実は新生Bの2ndアルバムである「Led By The Sun」が一番好きかも。
V程の重厚感は不要なので力感が丁度良い感じ。更に厚見さんの超強力なキーボードサウンドが無い分手数も増えています。純粋にサウンドも好み。

マジで今でもヘビーローテです。

日本のロック界、また世界のロック界の礎を築いてきた多くのレジェンドたち。一人また一人と旅立っていく一報を聞く度、悲しみと感謝の気持ちを胸に、彼らが遺したサウンドに改めて浸り直す。そんな事がこの先増えていくかも知れません。

時の流れと共に、音楽の不変性の凄さというか有難さをも同時に感じます。そら自分も歳をくってきましたからね。当然と言えば当然ですか。

愛すべきバンドの尊敬するドラマー

新美俊宏さん、どうぞ安らかに。本当に有難うございました。