年末年始のフリー時間を活用し色々お試し。
今ある私のギター機材(SynergyとAmped1)で満足いくレコーディング結果が得られるのかどうか、ちょいっとサウンドチェックしてみました。
ソフトウェアとの組み合わせ等も考えると割と多くの録音バリエーションが現時点でもあるので、今後の参考になるんじゃないかなぁ。
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Contents
使用機材とセッティング
短いフレーズをDitto Looperに記録し、SynergyとAmped1のセッティングは固定したまま、PCへの接続(録音)方法を6通り試しています。
ブースターやEQ等のエフェクトは一切使用せず録り音そのまま。いつも通りクソ下手(笑)。こういうのやる度練習しなきゃと反省します。
使用ギター
今回録音に使用したギターはいつものレスポールゴールドトップ。リアピックアップのみで録ってます。抵抗値のメチャクチャ低いピックアップを搭載していてクランチが良き。
1995年製なのでもうすぐ30歳になります。ずっと手元にあるギターなので感慨深いですな。腕を磨いてもっと良いサウンド出させてあげたいです!
Synergy
Synergy SYN1+Bogner Ecstacyモジュール。録音時のセッティングは画像の通り。グリーンチャンネル(下)はクランチ、レッドチャンネル(上)はかなりハイゲインな設定にしています。
デモサウンドの前半部分をグリーンチャンネル、後半部分はレッドチャンネルで録音しました。色んな機材と併用するとボリュームが増えて調整が難しく、まだまだ研究の余地ありです。
Amped1
Synergyの相棒に選んだAmped1。セッティングは以下の通りにし録音時固定。
PCへの接続はバランスアウトとUSBの二通り。Architectソフトウェアや後述の他社製ソフトウェアを組み合わせて録音しています。
ソフトウェア
最後に使用したソフトウェアを以下に。
BIAS AMP2は言わずと知れたプラグインアンプシミュレーター。これだけでもギター録音できます。Two notesもこの分野の先駆者的存在で、ハードとソフトの連携はお手の物。ソフトウェアも非常に使い易く重宝しています。
デモサウンド
上記が今回の録音パターン6つ。詳細は個別に記載していきます。音源はとある曲のイントロ部分を簡単に拝借。全てmp3(44.1kHz320kbps)になります。
今回は小音量リズム隊付きです。音量注意でお願いします。プレイのもたつき等はご容赦ください。先にも述べましたが無加工です。
Synergy単体
Synergy DI(CABオン)→PC
Synergyのバランスアウトからオーディオインターフェイス(MOTU M2)に接続。キャビシミュは本体搭載のものを使用し、Studio Oneに送っています。
Synergyのみというもっともシンプルな録音方法です。これを基準とするのが良いかな。
Synergy DI(CABオフ)→PC(Two notes)
次にSynergyのキャビシミュをオフにしM2に接続、Two notesのキャビシミュ(WOS)を使用したものです。WOSはパワー管のシミュもあるので今回はそれも使用。
パワー管を6L6に、キャビネットはGreenbackの4×12モデルに設定。パワー管シミュが必要かどうかがポイントかな。…でも個人的にはコレでイイ気がする。
Synergy DI(CABオフ)→PC(BIAS+Two notes)
次はBIAS AMP2をパワーアンプ部に使用し、キャビシミュをWOSに。BIASはパワーアンプとトランスのみをオン。パワー管は6L6でトランスはブリティッシュタイプに設定。
この辺はソフトウェアの比較ですね。組み合わせにより確実に音が変わります。単純にBIASかますと音圧と歪み感がUP。細部まで調整ができる分、やらないとダメかも。
Synergy+Amped1
Synergy→Amped1 DI CAB(2)→PC
SynergyをAmped1のリターンにイン。側面のバランスアウトからオーディオインターフェイスに接続し録音しました。CAB RIGは“2”に設定。
Amped1を経由する事で明らかな変化を感じます。少しコンプ感がありシャリつく感じがします。メタル系のハイゲイン設定時にハマりそう。
Synergy→Amped1 USB→PC(Architect)
次はAmped1からPCにUSB接続し、Architect(キャビシミュソフト)を使用したもの。キャビモデルは「4×12 Classic UK」に設定し他は一切弄ってません。
今回は素の音ですが、マイクなど他の部分を微調整すればもっとイイ感じになるんじゃないかと。ただPCサウンドの設定変更を毎回するのが面倒くさいですけどね。
Synergy→Amped1 USB→PC(Two notes)
最後はArchitectソフトをDI設定にしてスルーし、キャビシミュにWOSを使用したもの。キャビモデルは変わらずGreenbackの4×12。
同設定のSynergy単体録音と比較すると、各帯域が整えられたミックスしやすいサウンドになっている感じがします。それを良しとするかどうか、ですが。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
どちらの機材も設定つめたら全然結果が変わりますし良くなる事は百も承知。ですがそれぞれの個性と言うか出音傾向はなんとなく見えた気がします。
Amped1の方はやはり全体的にコンプレッションされている印象を受けました。これはソリッドステートだからなのかは分かりませんし、人によっては気にしない部分かもしれません。
それが悪いという訳ではなく、新たなサウンドバリエーションを手にした感覚があり個人的には密かにテンション上がってます(笑)。特にArchitectを使用したサウンドはお気にです。
Synergyの方は前も試したんで知ってましたが、やはりTwo notesのキャビシミュとの組み合わせが個人的には好みですかね。リアルキャビから出す音まんま、という感じなので。
自分自身使いたい音がなんなのかハッキリしたので、今回は勝手に満足、自己満全開。まぁわずかなりでも誰かの参考になれば幸いです。でも練習もしなきゃね。